
本日のご依頼は狛江市にて、玄関の鍵開けで賃貸にお住いの方からご依頼頂きました。最近ではオーナーや、管理会社も合鍵を持っていないことも多く、どうしよもない時があります。そんな時には私ども鍵屋におまかせください。
とは言っても最近は防犯性の高いシリンダーが多く、ピッキングが使えず、鍵開けも一筋縄ではいきません。今回もディンプルキーで、しかも2ロックでした。時間がかかりましたがなんとか解錠でき、お客様も家に入れるようになり無事に作業完了となりました。
ちょうど鍵のメーカーがゴールでしたので、ちょっと防犯の話をしたいと思います。昨今では「不正解錠」といっても実に様々なものが存在します。ざっと名称だけいうと、「ピッキング」「カム送り」「サムターン回し」「破錠」「バンピング」「メルティング」などです。いずれも国内で実例があります。
ピッキング、カム送り、サムターン回し、バンピングは主に家屋。破錠、メルティングは車やバイクで実例がありました。
今回はいまいちぱっとしないバンピング、メルティングをざっくりと説明したいと思います。
バンピングはバンプキーという特殊な加工をされたキーを用いる解錠技術です。ピンシリンダーがターゲットになりやすくディンプル系もバンピングには弱いものが存在します。V18というシリンダーの初期のものはこのバンピングに弱いという弱点があった為、以降のシリンダーでは対策が行われました。
そして、もう一つはメルティングです。個人的に英語が苦手なのでこの名称ではピンと来ませんでした、、溶解破錠とも言われる方法で、特殊な液体で金属を溶かす破壊になります。犯行をする側に手間がかからないので鍵穴に液体を流し込み、金属部が溶けるまで離れて待っていればいいので犯人としては安全です。
ディスクシリンダーは金属が薄い部分も多いため狙われやすいと言われています。ディスクシリンダーではないディンプルキーを取り付けるか、鍵穴の無い電子錠もオススメです。